健康診断について

健康診断イメージ

病気の中には、はっきりとした症状が出ずに進行していき悪化し、症状が出現したときは手遅れになることもあります。
健康診断は、このような事態を引き起こさないよう、自覚症状がない病気も早い段階から発見し、必要な治療に繋げていくために行われます。ご自身の健康を維持できるよう、1年に1回は定期健康診断を受けるようにしましょう。

健康診断のメリット

  • 自覚症状が出ない病気を発見できる
  • 病気の早期発見・早期治療により、治療期間・入院期間を短くできる

健康診断で行われる主な検査項目

基本的な項目
  • 既往歴などの問診(これまでに罹患したことのある病気、服薬歴、喫煙習慣など)
  • 身体診察(自覚症状や他覚症状の有無)
  • 身長、体重、腹囲の検査
  • BMIの測定(体重と身長に基づく肥満度)
  • 血圧測定
  • 胸部レントゲン検査
  • 肝機能検査 腎機能検査
  • 血中脂質検査
  • 血糖検査
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無)
  • など
詳細な項目
  • 貧血検査(貧血の既往歴を有する者、または視診などで貧血が疑われる者)
  • 心電図検査(高血圧や不整脈が疑われれる者)
  • 眼底検査(血圧または血糖が基準値以上の場合)
  • 血清クレアチニン検査(血圧または血糖が基準値以上の場合)
  • など

検診

特定の病気を発見するために行う検査のことを指し、病気を早期発見し、早期治療につなげることを目的としています。中でも代表的な検診は「がん検診」です。

前立腺癌検診

採血にてPSAを測定。
前立腺癌マーカーとされるPSAを測定し、前立腺癌を早期発見できます。

骨密度測定

日本では、なんと1000万人を超える人が骨粗鬆症(骨密度が低いと)を患っていると言われています。しかし多くの人に自覚がなく、骨が折れるまで気付きにくいから厄介です。
骨折によって、生活の質が低下したり、日常生活に不自由が生じる場合もあります。骨密度を測定し、骨折を予防しましょう。