真性包茎とは

手術保険適応となる疾患

手術保険適応となる疾患

真性包茎は、勃起時だけでなく平常時でも亀頭を露出させることができません。
「包皮の先端(包皮口)が非常に狭い」「亀頭と包皮が癒着している」といった原因から起こります。
誰でも生まれたときは包皮口が狭く、亀頭と包皮の間には生理的癒着があるため、包皮を剝いて亀頭を露出させることができません。しかし、ペニスの成長とともに包皮口が広がり、亀頭と包皮の間の癒着も分離していきます。このようにして、多くの方は自然に包皮が剥けて解消されていきますが、成人しても解消されないこともあります。

成人の真性包茎はなぜ治療しなくてはいけないのか?

感染の問題

亀頭を露出させて洗うことができないので、包皮内が湿った状態になり細菌が繁殖しやすくなります。さらに亀頭包皮炎などの炎症を繰り返していると、亀頭と包皮が癒着してしまうこともあります。

陰茎癌に罹患する

炎症を繰り返すことが原因で将来癌になりやすい

排尿に支障が出ることがある

包皮口が狭いために、排尿に支障が出ることがあります。包皮が邪魔になっておしっこが散らばったり、二股に分かれたりします。また包皮口が感染にてさらに狭くなると排尿口が狭くなり、最終的には排尿できなくなることもあります。

治療

治す場合、もっとも確実な方法は手術です。主にペニスを覆っている余分な包皮を切除する環状切開が基本になります。
当院はあくまでも真性包茎で保険適応のものしか扱いません。
仮性包茎における美容整形(形成)には保険適応はなく、当院では扱いません。
また、包茎で包皮を戻せずにきたす嵌頓包茎は、保険適応手術ですが、疼痛コントロールや感染管理などの観点から、当院では扱いません。総合病院(クリニックではない大規模病院)で加療することをお勧めします。